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授業の感想「情報デザイン(’21)」

公開日

エレガントな授業だった。

そもそも「情報デザイン」とはなにか?からはじまり、さらに「情報」「デザイン」とはなにかを考え、歴史を振り返り、学際的なそれらの具体例とこれからについてを見ていく。

情報デザインの根本を議論することも面白かったし、デザインの分野はいまやプロダクトだけではなく社会と社会に生きる人々や活動のあり方を共同で作り上げていくこともデザインの範疇になっているというのがとてもワクワクした。

博物館の取材や高名なデザイナーへのインタビューは学ぶことや省みること確信することが多く、たいへん有意義だった。身近な人が学問的にデザインを学びたいと言っていたら科目履修生でこの授業を受けてもいいのでは? と勧めるかもしれない。

基盤科目や導入科目でで「情報」というものの抽象と具体を行き来する感覚に慣れてから受講すると、よりわかりやすいだろうなと感じた。以下はなくても問題ないが、哲学・世界とデザインの歴史の初歩的な知識があるとより深い学びとなるだろう。