放送大学に入学することにした
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選科履修生として試しに1年間学生になってみることにした(思いついて資料を取り寄せたときにはすでに全科履修生になるための書類の準備が間に合わない時期だったのも理由としてある)。
13年間ほど、興味のある学問の門前書や入門書を読んでいるうち、いつか大学生になってみたいという気持ちがずっと心のなかにあった。子供が自立してから検討しようと思いつづけてきたのだが、身の回りのいくつかの変化の中で数年後、ものを読み、聞き、調べ、学べる体である保証はどこにもないのだから、と思うようになり、すこし勇気を出して今から始めることにした。
数年前、子供を抱えながら通った教習所がとても面白かった。技能教習、学科教習、そして試験。学ぶことが嬉しくてたまらないという感情は10代の頃にはなかったが、20代後半に気がつけたのはよい経験だった。そこからずっと、学ぶことは楽しいと思い続けている。
自分の生息域のコースを主軸とし知識の整理と引き出しを増やすことが主な目標。だが、社会学も政治学も哲学も文学も学べる。とても贅沢だ。シラバスをひっきりなしに読んでいるが、どれもこれも面白そうでふせんがどんどん増えていく。
その他立てた目標は、毎回講義メモを1ポスト程度の文字数(100〜200文字)で書き残し、全15回の講義のミニレポートを書くこと。これは、書くのが苦手な自分が書けるようになるためのトレーニング。残しておけばいつ読んでも面白いはずだから、これは半ば自分のためのひそかな楽しみである。